こんにちは。税理士の城戸です。
福岡県春日市でひとり税理士をしています。
このブログは、ひとり税理士である私の日常や思っていること、経験したことなどを書いている雑記ブログです。
今回は、私が初めて会った「税理士先生」のお話です。
やることなすこと上手くいかない人生の、ど真ん中で。
私が初めて「税理士」という人に会ったのは、税理士事務所の面接でした。
もう、かなり昔の話です。
その頃の私は、
プロゴルファーの夢を諦め、
30代にも入っていて、
税理士を目指して試験を受けるも受からず、、、という、
やることなすこと上手くいかない人生ど真ん中でした。
ゴルフで言うところの、凄まじいアゲインスト。
プロゴルファーの夢から覚めた浦島タロ子状態です。
税理士事務所か経理で働きたいと、応募しても応募しても、全然相手にされない。
「30代、税理士事務所も経理も未経験、税理士試験の科目合格無し。」
当然と言えば、当然ですね。
そして、その頃に応募して面接をしてくれた税理士事務所の所長先生。
その人が、私が初めて会った「税理士先生」でした。
何も結果を出していない私に。
初めての面接に、初めての税理士。
かなり緊張していました。
漠然と「税理士」という人への憧れもありました。
面接で初めて会ったその人は、見た目は少し?、いや、けっこう怖そうでした。(男性です。)
さらにさらに、緊張感が高まりました。
なんか、私の履歴書を見て、怒られるんじゃないかと。
何をやっているんだと。
でも、その人はとても暖かい人で。
私の目をじっと見て、
「これからは、あなたたちの時代だから」とか。
「税理士は、むしろ、女の人が向いているのかもしれない」とか。
色々なことを、本当に真剣に話してくれました。
言葉だけなのか、本心なのかは、やっぱり何となく分かります。
その人は、本心だったように、私には思えました。
30代で、
まだ試験の1つも取れていない、
これから合格するかどうかも分からない私に、
なんでそんなに真剣に話をしてくれたのだろうと、今でも不思議です。
でも、まあまあどん底だった私にとっては、破壊力抜群のエールでした。
初めて会った「税理士」がその人で、本当によかったと思います。
肝心の、面接の結果は、、、!?
でも、、、、、
面接の結果は、不採用でした。
えーーーーーーー、と思いました。
嘘みたいな話ですが、本当です。
これは、けっこうショックでした。
そうなのね、と。
そうゆうこともあるのね、と。
税理士業界の超繁忙期の短期バイトだったので、やっぱり未経験は厳しかったのかな。
今、こうやってブログに書いていると、けっこう面白いですね。
人生は、けっこう面白いことだらけです。
ブログのネタにもなったし、良かったです。
、、、その後の話。
その後、再度お電話をいただきました。
不採用通知から、そんなに時間は経っていなかったと思います。
「長期のパートを採用することになったので、もしよければ、、、」
ということでした。
またしても、えーーーーーーー、でした。
まあまあ立ち直りの早い私は、もうすでに他の面接を受けていて、
ありがたいことに、内定をいただいていたからです。
その時は、税理士事務所と経理には、見切りをつけていました。
今は、無理かなと。
そして、色々調べて、営業事務の仕事に。(その後、ありがたいことに、経理課に所属させていただきました。)
なので、その税理士先生の事務所には行けませんでした。
今でも、時々思います。
その税理士先生の事務所に行くことになっていたら、どうなっていたのかなと。
おわりに。
何年か前に長崎に帰ったときのこと。
その税理士事務所の前を通ってみたのですが、名前が変わっていました、、、
もう引退されたのかな。