夏は、税理士試験。何年も受からなかった簿記論。

税理士試験
試験で使っていた電卓。電卓スピードは遅いです、、

こんにちは。税理士の城戸です。

福岡県春日市でひとり税理士をしています。

このブログは、ひとり税理士である私の日常や思っていること、経験したことなどを書いている雑記ブログです。

夏になると思い出す税理士試験

今日は、7月18日。

夏ですね。

夏になると思い出すのが、税理士試験。

毎年毎年、そして毎年、受けていました。

合格してまだ数年なので、まだまだ色濃く残っています。

今回は、その税理士試験について。

何年も受からなかった簿記論【失敗談】

簿記論。

税理士試験の登竜門とも言われている科目です。

ですが、、、

私は、この簿記論が大の苦手でした。

とにかく何年も受からなかった。

受けても受けても受けても。

今思うと、一番苦しい時期で、一番もったいない時期でしたね。

原因は色々ありますが、一番はアウトプット不足。(初歩的すぎて、自分でもびっくりします。)

簿記論は計算のみの試験なので、とにかくアウトプットです。

毎日毎日問題を解くことが大切です。

それも難しい問題ではなくて、みんなが解ける問題を。

ミスせず、スピーディーに。

本試験では、みんなが解けない難しい問題を解く必要はありません。(というより手を出してはいけません。)

みんなが解ける問題をミスなく解いていくことで、合格へと確実に近づきます。

大原やTACの先生方も、口酸っぱく言っていることですよね、、、

私は問題を解かずに、インプットばかりしていました。

難しい問題について、よく考え込んだりもしていました。(学者にでもなるの?というくらい)

本試験では、難しい問題に手を出して簡単な問題をたくさん残したまま、時間切れ。

結果、簿記論は見事に落ち続けました。

失敗のお手本のような感じでしたね。

税理士試験から少し離れて

何年も不合格の連続で一度も合格を味わったことがないという状態は、なかなかきつかったです。

一生懸命勉強すればするほど、不合格通知はつらいです。

今思うと原因は明らかですが、そのときは全く気づけていないので。

戻って、教えてあげたいくらいです。

そんなこんなで、税理士試験から少し離れていた時期もありました。

でも、世の中は厳しいですよね。

一度レールを外れると、特に。(私は以前プロゴルファーを目指していたので、レールから思いっきり外れていました。)

その頃の私の現実は、かなり厳しいものでした。

そのことを、ひしひしと感じ始めていた時期でもありましたね。

思いがけない簿記論合格

税理士試験の勉強を再スタートしたのは、4月くらいだったと思います。

仕事もしていたので、「その年に合格する」という感じではなく「来年のために少しでも」という感じでした。

したことと言えば、テキストの復習と基本的な問題を繰り返し解くこと、くらいでした。

テキストの復習、、、相変わらずインプット大好きですね。

でも、基本的な問題を繰り返し解く、ということもするようになっていました。

繰り返し解く、、、やっとですね。

この頃から少し変わってきたように思います。

どうやったら合格できるのか考えるようになりました。(遅い、、、)

「税理士試験合格体験記」(他の受験生の方が書いたブログ)なども読んで参考にしていましたね。(ありがたかったです。)

そして、本試験当日。

今まで受けてきた中で、一番リラックスしていました。

「来年のために少しでも」という感じだったので。

試験問題が配られて開始を待つまでの間、ふと「せっかくだから、一か八かの感じで解いてみようかな。」と思ったんです。

本当に直前でしたね。

それまでの私は、相当慎重な解き方だったと思います。(恥ずかしいので詳細は書きませんが、かなりかなり慎重でした、、、)

なので、ふと、「せっかくの本試験での練習、1回雑にバーッと解いてみよう!」と思ったんでしょうか。(もう少し早く気づいてほしかったですね。)

本試験では、リラックスしていたこともあり、面白いように問題が解けました。

基本的な問題を出来るだけ繰り返し解いていたこと、も良かったんだと思います。

そしてバーッと解こうと思っていたので、少し難しく手が止まった問題はどんどん飛ばして、最後まで解きました。(それまでは、最後まで解いたことはありませんでした、、、)

何度も受けていましたが、初めての感覚でしたね。

「合格するスピードって、こんな感じなのかな」と思った記憶があります。

その年、簿記論に合格しました。

思いがけない合格でした。

結局のところ、私の慎重すぎる解き方も不合格の大きな大きな原因だったんですね。

今振り返ると当然のことでも、そのときは気づかないこともあるのかもしれません。

簿記論の合格は、間違いなくターニングポイントになりました。

あれだけ落ち続けていたにもかかわらず、その合格以降、ほぼ毎年税理士試験に合格することになります。

諦めが悪いことも、時には大事です。

おわりに

日曜日は、テニスのウィンブルドンを。

20歳のアルカラス選手が絶対王者のジョコビッチ選手を破って初優勝しました!

まさに、歴史的瞬間でした。

アルカラス選手の時代が来るのでしょうか。

いつか、リアル観戦してみたいですね!